伊勢です、

好きな事だけをやる

というのは、理想です。

好きなことは集中力が違います。

努力を努力とも思いません。

お金になかなかつながらなくても
やりたいのですから
簡単にも諦めません。

こうしてみると
好きは成功するために必要な

・情熱
・集中力
・諦めない心

を生み出すわけですから
成功への近道だとは言えます。

言えますが、

しかし、

本当に好きなことだけ
やっていて、成功できるのか？

という疑問もあると思います。

なぜなら、

好きな事が見つからない人もいます。

好きな事をやっていても
お金につながらない人もいます。

ビジネスを教える先生の中には
好きなことだけしかやらないのは
成功への遠回りだと言う人もいます。

いったいどちらが正解なのでしょうか？

私の考えですが、

好きなことをやるのは
長期的な視点でみると
絶対だと思います。

ただ、

実は、好きなことをやること
以上に大切な事があると思います。

実は、今から説明する能力を
持つと、成功確率はがグンと
あがります。

この能力こそが、
実は、一番大切なのではないかと
個人的には思うのです。

その能力とは、

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
『嫌いなことも自分の人生に
繋げられる』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

そんな能力です。

また、あなたがリーダーであれば
好きに結びつけてあげる能力が
必要なのだと思います。

どういうことか説明します。

・・・・・・・

前回の大人げコミュニティーで
紹介した教育家の中原さんという方が
います。

中原さんの講演で
このような内容がありました。

中原さんは、学生時代ずっと
サッカーだけをやってきました。

サッカーが好きな事だったのです。

ですから、サッカーに関する事は
どんな事もやることができました。

しかし、勉強には興味がありません。

ですから、授業中は90分間
ひたすら寝ていたそうです。

なぜなら、寝ると時間が早く経つので
すぐにサッカーの時間が来るからです。

ところが、

多くのサッカー部の生徒が
そんな状態の中、

サッカーも全力
勉強も全力でやる先輩が
いたそうです。

かなり珍しい存在だと思います。

その姿を見て、中原さんは
先輩に言いました。

「先輩は、すごいですね。
勉強も一生懸命やっていて。」

するとその先輩は言いました。

「お前、サッカーの試合って何分？」

中原さんは、

「90分です」

と答えました。

すると、先輩は

「サッカーも90分だよね。

しかも、あれだけ走って、肉体的にも
精神的にも疲れるなかで90分
集中しなければならないんだよね。

そんな極限状態で90分集中できる
選手だけが一流になれるんだよね。

授業の90分は、ただただ座って
勉強するだけだよね。

だから、おれは、ただ座って
90分間勉強できないやつが
サッカーがうまくなれるとは
思えない」

と、言われてしまったそうです。

その言葉を聞いて
中原さんの考えは
変わったそうです。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

今まで自分自身が好きな
サッカーに関しての事は
意味を持てていたけど、

そうじゃないことを
自分の人生につなげられなかったら
その人は、それ以上スケールしないんだ。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

と。

つまり、今の自分の好きという
範囲だけでやっていても
その人はそれ以上成長しない
ということです。

だからこそ、

どんなことも自分の好きに
繋げられる、

どんなことも、自分の人生に
つなげられる、

そして、意味を自分で
見いだせる

そういう能力こそが
必要だ、

ということです。

この能力を持てると
成長するし
どんどん勝手に成功して
いきます。

しかも、

自分の中で意味を見いだせるので
ストレスなく前向きに取り組めます。

逆に厳しいことを言えば、

「何の意味があるのか分からない」

という言葉が出てくるうちは
まだまだだ、ということです。

意味は自分で見出すものです。

自分の人生にどんな意味が
あるのかを見つけるのは自分なのです。

誰かに意味を与えられるのを
待っているうちは
本当の意味で自分の人生を
生きているとは言えないのだと
思います。

・・・・・・・

どんな事でも自分の人生に
つなげられる人は、

すいすいと成長して
結果を出していきます。

北欧の授業を見ると、

子どもに、好きなことをさせながら
スケールを広げるために

「こんな事もやってみたら？」

と、先生は提案していました。

そして、

「それをやったら、どんな意味が
あると思う？」

と、聞いていたように思います。

すると、子どもは自分で
意味を見出して、

自分で自分の人生を
スケールする方向に
動いていくわけです。

それはつまり、

自分自身で意味を発見できる
人間を育てようとしていたのだと
思います。

ということで、

どんな事も、自分の人生に
結び付けられる能力を持つと
人生は変わると思います。

ちなみに、チームメンバーの
高田さんは、

今でこそ、コピーライターとして
実績を積み上げていますが、

最初は、カスタマーサポートをやり、

その後、動画編集を独学でやらされ、

そして、どう考えても不向きな
経理の仕事までやらされ、

今は、コピーが仕事のメインに
なっています。

しかし、彼は、いつも
前向きでした。

どの仕事も自分の中で
上手に意味を見出して
前向きに挑戦していました。

私が思うに高田さんの能力で
優れているのは、

自分で意味を上手に
見出す能力だと思います。

だから、コピーもビデオも
一流のものになりました。

一流のビジネスパートナーたちが
ビデオもコピーもべた褒めしてくれる
ような人材になりました。

ただ、経理は向いていなかったと
思います。

私たちも本人も向いていないことが
確認できたので
それで良かったと思います。

しかし、その経理の経験すらも
プロジェクト管理の部分では
彼の血肉となって役立っています。

ということで、

好きにこだわりすぎるあまり
自分の世界を狭めてしまっている人は

自分で意味を見出して
色々な事に挑戦すると
道が開けると思います。

自分で見出す事です。

リーダーは、意味を自分で
見出すお手伝いができたら
いいですね。
（私も全然できていないので
挑戦します）

そして、

既に、成功している人は
好きなことだけやっていれば
良いと思います。

ただ、

これから、今までとは違う
結果を出して行きたい人は
今日の話を少しだけ意識してみて
欲しいです。

それでは、また、メールします。

伊勢隆一郎