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【雑感】酒の話

伊勢です、

凄いお酒を飲んでいます。

と言っても、すごい量を飲んでいるのではなく
飲めば飲むほど、健康になってしまう凄いお酒です。

この酒は、生きています。

無農薬の玄米から作られていて
熱処理を一切していません。

生きているので、蓋を一気に開けると、

シュワーーー!っと、吹き出てきて
半分ぐらい中身がこぼれてしまいます。

空気に触れた菌が
元気いっぱいに爆ぜまくるんです。

そして、

この酒を飲むと、翌日のうんこが
凄い事になります。

あまり詳しくは書けませんが、

自分では、5センチぐらいしか
出していない感覚なのに、

30センチ以上の見事な
一本糞がズドンと出ます。

書の大家もうなるような
見事な一筆書きです。

一本糞グランプリが開催されたら
間違いなくワールドチャンピオンに
なれるクオリティーです。

うんこはともかくとして、

糖尿病や高血圧の人の人は
このお酒を飲んでいるだけで
数値が下がってしまった

という人がたくさんいます。

味の方は、ぼくやチームのメンバーは
美味しいと思いますが、

米を磨いていないどころか
玄米の酒なので
少しクセがあります。

その酒ですが、

寺田本家という酒蔵の
「むすひ」という酒です。

チームメンバーの浅井ちはる氏は
天然手作りのみそ、醤油、お酢など
発酵食品マニアなのですが、

寺田本家の酒をダース買いして
家の冷蔵庫を酒で埋め尽くしてしまい

旦那に「なにやってんだ」と怒られて、

それでも辞められず、
今では、酒専用の冷蔵庫を購入して
そこに格納しているそうです。

それほどに人を狂わせるほどの魅力を持つ
寺田本家の酒ですが、

寺田本家の酒造りについては

「発酵道(はっこうどう)」

という本に詳しく書かれています。

今話題の貴乃花親方の
「相撲道」みたいな名前ですが
内容はもちろん違います。

「酒蔵の微生物が教えてくれた
人間の生き方」

というサブタイトルにあるように
かなり深い話です。

個人的には、今年1番の良書だと
思っています。

相撲道より発酵道。

ぜひ、読んでみてください。

・・・・・・・・

今年は、不思議なぐらい
微生物の世界に縁があり、
魅せられた1年でした。

沖縄では、天然酵母でパンをつくる
パン職人の方にお会いしました。

大学で微生物の研究をしていて
そのまま研究を続けたいがために
パン職人になった方です。

それから、

以前のメルマガでも紹介した
バクチャーというバイオベンチャー。

ここでは、3年変えていない金魚の水槽の水を
飲みました。

今週、TV番組のモーニングバードに
取り上げられて、ますます注目されています。

宮城の気仙沼では、80年間お湯を変えていない
お風呂に入りました。

マコモ菌という菌が入ったお風呂で
真っ黒なんですが、このお湯もまた
滋養たっぷりで健康にいいのです。

デンマークでは、バイオダイナミック農法という
オーガニック農法よりも進んでいるやり方で
運営されている農場を視察しました。

菌に関わる仕事をしている方たちの話は
人生観や世界観が独特で、どれも大変に
勉強になりました。


「その人以上の酒は生まれない」

「どんな偉い学者さんで、知識がある人でも
マコモの菌は、呼び出せない。

知識があるか、どうかは関係ない、
心が純粋な人だけがマコモの菌を呼べる」

「パンの味が変わるのは、人と出会った時。
人との出会いで、自分が変容し、するとパンの
味も変わる」

「酒の味は、作り手の杜氏さんの精神状態で変わる。
心の状態次第で、味は変わってしまう。」

書ききれないほど、たくさんの
深い話を聞く事ができました。

まさに、発酵している
醸されている味のある
言葉の連続です。

印象的だったのは、どの会社の社員さんも
本当に良い顔をして仕事をしていたこと。

笑顔で、楽しそうで、純粋で
そんな方ばかりでした。

これは、仕事に一切のやましさが
ない人たちの顔だ、

と、思ったものです。

そうでなければ、働く人たちの
あのような表情は生まれないと
思いました。

最近、チームでは、

・菌のように生きたいね

・日本酒を醸し出す菌たちのように
たくみなチームワークで仕事をしたいね

という話を良くしています。

なぜなら、私たち人間は
地球をコントロールしているように
思いがちですが、

実際に、地球を循環させて
環境をつくっているのは
微生物だと思うからです。

そこに生き方の真実があるように
思います。

生物が生まれ、死に
土や河に戻り、それが養分になり、
次の生物を養う。

このような循環、
連鎖を起こしているのは
微生物です。

人間の身体の中にも、10キロ近い
微生物が住んでいます。

食事を栄養に変えてくれるのも
体内の微生物です。

菌の世界は、

争わない、
妬まない、
比べない、
見返りを求めない、

そんな世界のようです。

来年は、もっと微生物や
発酵について学ぼうと思います。

鮒ずし、
サンマのなれずし、
鰹節、
味噌、醤油、

全国の色々な発酵食品を
巡る旅に出ようと思っています。

もっともっと、シェアしたい体験が
あるのですが、

今日は、この辺りで。

いつか、じっくりこの辺りの
話もしてみたいです。

それでは、また、メールします。

ありがとうございました。

伊勢隆一郎

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