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【雑感2】南極で放置プレイされました

伊勢です、

南極に行った。

想像以上に過酷な旅であった。

まず、到着までのフライトが
40時間である。

更に、船に揺られて3日後に
南極にたどり着く。

この船が文字通り
揺れる揺れる。

5メールから10メールの
波の中を小さな船で進むのだから
当然のことながら、

それくらいの波になると
まず立っていられない。

外をみれば海が視界から消え
5秒後に再びあらわれる。

シャワーも浴びられないし
トイレも一苦労。

ご飯を食べる元気もないので
ただ、ベットで横になって
揺られている。

これがまる2日間。

友人の神崎さんは、もっとも
船酔いが酷く、絶食していて
青白い顔で、胃液を絞り出していた。

そして、さらなる悲劇が。

恥ずかしながら、ギックリ腰になった。
揺れに耐えようと踏ん張った
瞬間のことだった。

それでも何とか南極上陸を果たした
わけだが、
もっとも、過酷だったのは
帰りだった。

朝3時にゴムボートにのり
キングジョージ島にあるチリの基地を目指す。

ソルディックボート(ゴムボート)は
激しいバウンドを繰り返し
猛スピードで浜にすすむ。

バウンドの度に腰にくる。

びしょびしょになりながら
海の中から浜に上がり、

20キロの荷物を背負って
足場の悪い雪道の坂を登っていく。

乳酸で足がぱんぱんになり腰が
壊れそうになった頃
30分の行軍が終わった。

しかし、そこから飛行機が
到着するまで、
約1時間、氷点下、
風速10メールの極寒の中
ただ、待たされる。

顔中がナイフで切りつけられて
いるように、痛い。

ガイドは、アヒューミニッツを
壊れたレコードのように繰り返す。

全身の感覚がもれなく
無くなった頃、

ようやく
飛行機に乗ることができた。

この待ち時間時間が南極中で
もっとも過酷であった。

しかし、その境遇の
中で、ジワジワと噛み締めていった
感覚があった。

そもそも旅とは過酷なものである。

そして、旅を過酷にしているのは
自分自身の常識であり
日本という恵まれた環境でも
あるのだなと思った。

南極の旅は日本の感覚で言えば、
あり得ない理不尽な事の
連続である。

朝3時出発を知らされるのが
前日の夜10時過ぎ(笑)

重い荷物を背負っての坂道行進。

汗が凍る環境での1時間放置。

段取りの悪さ。

英語が話せないと人間扱い
されない状況。

いかに日本のサービスが素晴らしいか
いかに日本が快適で、完璧に
段取られているかを身を以て
感じる事の連続であった。

信じられないのは
段取りの悪さだけではない。

お客は30分の坂道行進で
多くのスタッフは
キャタピラの付いた車で
やってきた(笑)

全体的に感じるのは、

日本が

お客様→スタッフ

という関係なら

海外では

スタッフ→お客様

という事がよくあり
今回もそう感じられた。

ブリーフィング中にスタッフだけ
酒飲んでたし(笑)

お金を払っているのが
お客だとしてもそこは関係ない。

その場で世話をしてるのは、
俺らなんだから、俺らが偉い、

極端に言えば、そういう感覚だ。

(もう少し、実際はフレンドリーですが)

日本とは全く違う感覚であり
日本好きの海外の人が
日本のサービスは最高と言う意味は
分かる。

日本のサービスは文句なしに
素晴らしい。

でも、同時に感じるのは、
海外の人たちはタフだ。

外で待たされても

「しょうがないよね、」

という感じで、待っている。

文句をいわず、楽しくおしゃべり
しながら笑っているか、

ぼーっといつまでも立っている。

スタッフに対しても

「こっちはお金を払っているんだから」

みたいな感覚もあまりない。

これは、

きっと子供の頃から
こういういい加減な
環境で育っている
というのがあると思う。

電車だって、バスだって
時間通りになんて来ないし

店員はみんな偉そうだし
ノロノロしている。

彼らにとっては
これくらい
当たり前なんだなと思う。

そう考えると、日本の素晴らしい
サービス、環境は

一面では、人間の柔軟性やタフさを
奪っているのかもしれない。

そして、私は、

旅で過酷な目にあう度に

いい加減に、
いい加減な人間に
なっていっている
実感がある。

このいい加減さを持てると
人生は楽しくなる。

そして、逆境を乗り越える
タフさを育む事ができる。

逆に日本しか知らないと
どうしても視点が狭くなるし、

中にいると本当の良さも課題も
見えてこない。

怠惰な自分はこうして
先生や仲間たちに引っ張られ
たまに過酷な修行を入れないと
タフの逆に行ってしまう。

平先生、村上さん、神崎さん
ありがとうございます。

過酷な旅は辛いけれど
タフさがあれば
大概の事は楽しめるから

やっぱり大切なのは
心であり
この世をどんな世にするかも
心次第なのだと思います。

※南極の写真をアップしています。
ペンギンを見たい方はこちらから
http://sh.k2academy.net/report

伊勢隆一郎

追伸:

その後チリのプエンタレスから
まる3日間、飛行機に乗り続けて
日本に今、帰っています。

人間怖いもので、ずっと移動をしていると
それが普通になってきます。

DVも殴られ続けていると
慣れてしまうという恐ろしい話が
ありますが、

人間は、本当に慣れてしまう
生き物なのだと感じました。

12時間の飛行機もあっという間に感じるし
空港9時間待っていても、全く長いと
思わないし、

3日間、ベットで寝なくても
風呂に入らなくても
なぜか、普通でストレスを
あまり感じません。

飛行機に乗った時間、36時間半
間の待ち時間20時間

トータル56時間半。

この間、一切、ベットなしの睡眠なしです。

でも、意外と平気でした。

どうやら、この南極弾丸ツアーで
だいぶタフになったようですね。

成長します!

進化します!

がんばります!

と、言わなくても環境に放り込まれると
勝手に進化するのが人間だと思います。

だから、進化したければ
力むよりも
環境を変えるのが
一番なのかなと思います。

そういう意味で、まだ、発表していませんが
来年は、大きく環境を変えるつもりで
今、その準備をしています。

また、報告できるときがきたら
報告しますね。

・・・

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